コンクリートは,セメント・水・粗骨材(砂利)・細骨材(砂)などを練り混ぜたものであり,実際に調合設計を行い,練り混ぜ,型枠に打ち込み,コンクリート供試体を製作します。
スランプ試験とは,まだ固まっていないコンクリートの流動性の程度を測定するために行われます。スランプ値の大小により,コンクリートの軟らかさが分かります。実際の建設現場でも行われる試験を実体験します。
コンクリート調合実習で製作した,コンクリート供試体を圧縮試験機に挟み,荷重を加え,供試体がどのように変化するのかを観察します。この実習を通して,コンクリートの強度,スランプ値や材料が及ぼす影響などを学びます。
スチレンボードやケント紙を用いて,簡易的な住宅模型を製作します。三次元の世界がそのまま反映され,容易に建築物内外の空間を捉えることができます。正しいカッターの使い方が身に付き,部屋の間取りや用途について学びます。
良好な住環境を守るうえで,日照の確保はとても大切なことであり,季節や時間によって日影に大きな変化が現れます。定められた方位角から光を当て,日影の長さを測定して日影図を製作し,建物と日影の関係性を考察します。
測量とは,機材を用いて,土地や建物の距離・角度・高さを正確に測定することです。この実習では,平板測量や水準測量について学びます。安全で快適な建物を造るために,実際の建設現場でも必要な技術になります。
製図とは,建築物などを造るために,形状・大きさ・構造・工程などを記入した図面を作成することです。手書きで建築物の平面図や立面図,各伏せ図や詳細図を描き,建築に関する基礎的な知識や,製図を描く技術を学びます。
CADとは,コンピュータによって図面を描くシステムソフトであり,手書きの製図と比べて,効率よく作業ができ,容易に修正できるなどの特徴があります。実際の建設現場や製造業務に使用される技術を,実習を通して身に付けます。
我が国の伝統的構法である在来軸組構法の軸組模型を製作します。鋸やホットボンドを用いて,座学で学んだ木構造を図面通りに作り,部材の構成や位置関係について学びます。
3Dマイホームデザイナーというパソコンソフトを用いて,住宅の間取りから外観までデザインすることができます。正しいスケール感で建物の内外部を確認することでき,家具や家電,車などを配置しながら,空間をデザインする能力を身に付けます。
手工具や機械を用いて,木材を加工し,小物や家具などの制作を行います。安全に作業を行うために,工具の使い方を身に付け,墨付けや加工など基礎的な技術を学びます。
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